病気と言われても症状がないし、やる気が出ない。
医師に処方された薬を飲み忘れる。
習慣づけしたいのに、なかなか出来ない。三日坊主(時に一日坊主)で終わってしまう。

上記のことに関して、該当する患者さんが悪いと思いますか?
正直、相当真面目な方を除いて多くの人があてはまると思います。

人間の行動に着目してその行動・心理を分析することで、生活習慣づけをしたり、目標を達成できるようにする行動分析学
人間の脳の機能や特徴を理解し人間がどの様に物事をとらえ、行動しているのかを理解する脳機能学
相手を良い方向に導くコーチング

内容を知るだけで、上手く使えば医療によい影響を与えられる気がしませんか?

それぞれを組み合わせて応用することで、生活習慣を変えることが、より簡単に出来るようになり、患者さんがより効率的によりよい医療を受けることが出来ます。

患者さんの協力がないと難しいですが、今までで一番上手く治療が出来た人では、前医で糖尿病治療薬のアマリール6mgを飲んでもHbA1c 10~11%だったのが、私が担当に変わってアマリール1mgでHbA1c 6%前後まで改善し、最終的にメトグルコと言うインスリン抵抗性改善薬のみで管理が可能になった方です。(糖尿病はある程度まで進んでしまうと、後戻りできず悪くなる一方なので、全ての方に当てはまると言う訳ではありません。それだからこそ、より早期にしっかりとした対応をしておく必要があります。)

このことは、スタッフなどの成人教育にも役立ちますし、子育てにも応用が可能です。医師のみならず、学校の先生や会社で責任ある立場などの教育に携わる人皆に学んでもらえれば、多くの人が苦労を少なくして目標を達成できる様になると思います。

一般の方にも分かりやすい書籍をクリニックの本棚に置いておくので、ご興味があれば、受診の際にご覧ください。

とはいえ、まだまだ発展途中であり、試行錯誤しながらより良い医療を提供できる様に努力しています。