CENTRAL AMERICA

中米・カリブ海地域へ渡航する方へ

飲食物からのA型肝炎、動物咬傷による狂犬病に注意が必要です。一部の地域では黄熱の証明書が求められることがあり、屋外活動では破傷風対策も大切です。

RECOMMENDED VACCINES

この地域で推奨されるワクチン

SCHEDULE

接種スケジュール(長期滞在の場合)

初回
  • A型肝炎ワクチン①
  • B型肝炎ワクチン①
  • 破傷風トキソイド①
  • (狂犬病ワクチン*1①)
  • (麻しん風しんワクチン①)
  • (マラリア予防薬*3 購入申込み)
1週間後
  • (狂犬病ワクチン*1②)
  • (不活化ポリオワクチン)
  • (腸チフスワクチン*2
4週間後
  • A型肝炎ワクチン②
  • B型肝炎ワクチン②
  • 破傷風トキソイド②
  • (狂犬病ワクチン*1③)
  • (麻しん風しんワクチン②)
  • (マラリア予防薬*3 購入)
6か月後:現地で or 一時帰国の際にA型肝炎ワクチン③・B型肝炎ワクチン③を接種。
表の注釈: *1狂犬病ワクチン:犬や野生動物との接触が予想される場合/ *2腸チフスワクチン:発展途上国に滞在する場合や、発展途上国の屋台や水道水を利用する場合/ *3マラリア予防薬:熱帯・亜熱帯地域に滞在する場合
地域による違い:メキシコへ渡航する場合はA型肝炎ワクチン破傷風トキソイド狂犬病ワクチン*1のみ接種。
カリブ海諸国(トリニダード島のポートオブスペイン市街地以外)・パナマ運河より東側の大陸地域へ渡航する場合は5週間後に黄熱病ワクチンも接種。(当院では接種できません)
例外推奨:不活化ポリオ(昭和50〜52年生まれの方)/ 麻しん風しん(昭和47年以前生まれの方は2回、昭和47年10月1日〜平成21年4月1日生まれで1回接種の方は追加1回が必要です)

※( )内は該当する方のみの追加項目です。料金は下記の料金表をご確認ください。

ORIGINAL TRAVEL GUIDE

溝口ファミリークリニック オリジナル渡航ガイド

この地域へ渡航される方向けに、当院が独自に作成した渡航ガイドです。ぜひ出発前にご一読ください。

VACCINE DETAILS

各ワクチンの説明

A型肝炎

食べ物・水から感染

A型肝炎は食べ物から感染する病気で、アジア、アフリカ、中南米に広く存在します。発症すると倦怠感が強くなり、重症になると1か月以上の入院が必要となる場合があります。途上国に中・長期(1か月以上)滞在する人におすすめするワクチンです。特に60歳以下の人は抗体保有率が低いため、接種をおすすめします。

ワクチンは2〜4週間隔で2回接種します(抗体のつきやすさ・他の予防接種と同時接種される事が多いこともあり、当院では4週間後を推奨しています)。6か月以上滞在するのであれば6か月目にもう1回接種すると約5年間効果が続くとされています。さらに、長期的な予防を希望される方は、3回接種後10年ごとに追加で1回接種すると効果が持続します。

接種回数:2〜4週間隔で2回接種(当院では4週間後を推奨)。6か月以上滞在するなら6か月目にもう1回で約5年間有効。

B型肝炎

血液・体液から感染

以前は輸血や医療従事者の注射針による針刺し事故など血液を介した感染が問題とされていましたが、現在ではB型肝炎(活動期)の母親から生まれる新生児期を中心とした感染と、思春期以降の性行為(唾液や体液の濃厚接触)を通じた感染の2つが主な原因となっています。幼小児では幼稚園などの集団生活の中で噛まれたり、他の子供の血液がついてしまっても気にしないなどの事があり、同級生から感染し家族内に広まり、父親が劇症肝炎になって発覚したという事例もあります。小児では、特に慢性化しやすく、肝炎から肝がんに至ることもあり、海外渡航の有無に関わらず集団生活に入る前に推奨されるワクチンです。

一般に健康な(免疫不全でない)成人の感染では、ほとんどが一過性感染で、急性肝炎の経過をとるものと不顕性感染となるものがあり、いずれも終生免疫を得ます。一過性感染例では劇症化して死亡する例(約2%)を除くと、ほとんどの場合は、およそ3か月で肝機能が正常化し、治ることが多いとされますが、慢性化した場合には、小児と同様に肝炎から肝がんに至ってしまうこともあります。

ワクチンは4週間間隔で2回接種し、さらに、20〜24週間後に1回接種します。B型肝炎ワクチンは3回接種することで、検査上の抗体価が下がっても、感染曝露の際に再度抗体が産生されるとされており、追加接種は不要とされています。

接種回数:4週間隔で2回接種、さらに20〜24週間後に1回(計3回で追加接種は不要)。

破傷風

傷口から感染

破傷風菌は世界中の土壌の至る所に存在し、日本でも毎年患者が発生しています。破傷風は傷口から感染するので、冒険旅行などで怪我をする可能性の高い人におすすめするワクチンです。特に、途上国では、けがをしやすく、命に関わることもあるので、接種を検討してください。

破傷風ワクチンは1968年(昭和43年)から始まった3種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日せき)に含まれていますので、定期予防接種で破傷風・ジフテリアワクチンを12歳の時に受けていれば、20代前半位までは免疫がありますので、接種は不要です。10年以内に追加接種すれば10年間有効な免疫がつくとされています。前回から10年以上経過している方は2回接種をお勧めしています。

接種回数:前回接種から10年以上経過の方は2回接種を推奨(追加接種で10年間有効)。

狂犬病

動物咬傷/希望者のみ

狂犬病は、発病すればほぼ100%が死亡する病気です。海外では、オセアニアなど一部を除きイヌだけでなくキツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に咬まれることによって感染する危険性が高く、長期滞在、研究者など動物と直接接触し感染の機会の多い場合や、奥地・秘境などへの渡航ですぐに医療機関にかかることができない人におすすめするワクチンです。

ワクチンは初回接種から1週間後と4週間後に接種します(合計3回で1サイクル)。3回目のワクチン接種から2年後にまた1サイクル(3回)の接種が推奨されています。2サイクルの接種により持続期間が長く(次は14年後)なります。ワクチン接種後、6か月以内に咬まれた場合には0日(咬まれた日)、3日の2回の接種が必要です。ワクチン未接種で咬まれた場合には4~5回(例:0日、3日、7日、14日、30日)のワクチン接種が必要です。

接種回数:初回接種から1週間後と4週間後に接種。咬まれた場合は追加接種が必要。

麻しん(はしか)

感染力が非常に強い

主に小児期に発症する感染力の強い全身性感染症で、合併症として肺炎、中耳炎などの頻度が多く、また脳炎や亜急性硬化性全脳炎など重症なものがあります。

現在は定期の予防接種で2回接種が行われています。麻しんにかかったことがない方で、麻しんの予防接種を受けたことがない方や1回しか接種していない方、または予防接種を受けたかどうかがわからない方にワクチン接種をおすすめします。国際保健機関(WHO)では、10代や成人の方で、2回接種を受けていない場合、海外渡航前に予防接種を受けることを検討すべきとしています。

麻しんウイルスに感染すると、「免疫健忘(めんえきけんぼう)」と呼ばれる状態が起こることがあります。これは、麻しんにかかることで、これまでに体が覚えていた他の感染症への免疫が弱くなってしまう現象です。 その結果、麻しんが治ったあとでも、水ぼうそうやインフルエンザなど、別の感染症にかかりやすくなったり、重くなったりすることがあると考えられています。このため、麻しんは「一度かかれば終わり」ではなく、予防がとても大切な感染症です。

なお、昭和47年(1972年)以前に生まれた方は当時は定期接種がなかったため2回の接種が、昭和47年10月1日〜平成21年(2009年)4月1日生まれの方で1回しか接種していない場合には追加で1回の接種が必要です。

接種回数:定期接種で2回。未接種・1回のみ・接種歴不明の方に接種をおすすめ。

ポリオ(急性灰白髄炎)

例外的推奨

ポリオはポリオウイルスによって、急性の麻痺が起こる病気です。ポリオが流行しているアフガニスタン、ナイジェリア、パキスタンのほか、ポリオが発生している国(インドなど)に渡航する人は追加接種を検討してください。WHOでは、患者が発生している国に渡航する場合には、以前にポリオの予防接種を受けていても、渡航前に追加の接種をすすめています。

特に、1975年(昭和50年)から1977年(昭和52年)生まれの人は、ポリオに対する免疫が低いことがわかっています(中和抗体保有率は昭和50年生まれ57%、昭和51年生まれ37%、昭和52年生まれ64%)ので、海外に渡航する場合は、渡航先が流行国でなくても、渡航前の追加接種を検討してください。

接種回数:流行国・発生国へ渡航する方、特に昭和50〜52年生まれの方は追加接種を検討。

腸チフス

食べ物・水から感染

腸チフスは、サルモネラ菌の一種が食べ物や水を通して口から入り、発熱・頭痛・倦怠感・腹痛・下痢や便秘を引き起こす感染症です。重症化すると腸出血や意識障害を伴い、入院治療が必要になることもあります。特に衛生環境が十分でない地域に長期滞在する人、現地の飲食店を利用する人に接種をおすすめします。

ワクチンは1回の接種で、効果は2〜3年間持続するとされています。長期的な予防を希望される場合は、3年ごとに追加で1回接種することを推奨します。

頻度は多くありませんが、副反応として接種部位の腫れや発熱がみられることがあります。他の予防接種と同時に受けられることも多いです。

接種回数:1回 (長期的な予防をしたい場合には3年ごとに1回)。

マラリア

予防内服が必要

マラリア原虫をもった蚊(ハマダラカ属)に刺されることで感染する病気です。 1週間から4週間ほどの潜伏期間をおいて、発熱、寒気、頭痛、嘔吐、関節痛、筋肉痛などの症状が出ます。ヒトのマラリアには5種類【熱帯熱マラリア、三日熱マラリア、四日熱マラリア、卵形マラリア、二日熱マラリア(サルマラリア)】があります。その中でも、熱帯熱マラリアは発症から24時間以内に治療しないと重症化し、しばしば死に至ります。脳症、腎症、肺水腫、出血傾向、重症貧血など、さまざまな合併症がみられます。

ワクチンはなく、予防内服薬と防蚊対策が基本の対策になります。予防内服薬の一つに「マラロン」があります。副反応が少なく、うつ状態などの精神神経疾患や不整脈がある方でも使いやすいため、世界で広く使用されている抗マラリア薬です。渡航先に到着する1〜2日前から服用を開始し、滞在中は毎日1錠を内服します。マラリアの流行地域を離れてからも1週間は内服を続けます(例:1か月滞在の場合、渡航前1〜2錠+滞在中30錠+帰国後7錠で計38〜39錠が目安です)。

タイ、カンボジア、ミャンマーなど一部の熱帯アジア地域では、メファキン耐性マラリアが存在するため、予防薬「マラロン」の服用が必要となります。

対策:ワクチンはありません。予防内服薬(マラロンなど)と防蚊対策が基本です。

黄熱

当院では接種不可

黄熱は蚊によって媒介されるウイルス性の感染症で、致死率は5〜10%ですが、流行時や免疫をもたない渡航者などでは、60%以上に達するという報告もあります。アフリカや南米の熱帯地域に渡航する人におすすめするワクチンです。黄熱予防接種証明書を入国時に要求する国や、乗り継ぎの時に要求する国もありますので、検疫所で確認して下さい。黄熱予防接種証明書は接種後10日目から10年間有効です。

黄熱ワクチンは当院では接種できません。名古屋などの各地の検疫所にて接種が可能です。

接種は各地の検疫所で。証明書は接種後10日目から10年間有効。
PRICE LIST

料金表

海外渡航ワクチン代ならびに証明書発行料の一覧です。

項目料金(10%税込み)
A型肝炎15,000円
B型肝炎7,700円
狂犬病19,000円
破傷風5,600円
腸チフス12,000円
麻しん風しん12,300円
3種混合*111,800円
不活性ポリオ*111,500円
日本脳炎8,900円
マラロン 20錠入り*117,600円

*1在庫確保のため前払い制となります。

項目料金(10%税込み)
予防接種証明書(和文)1,100円
予防接種証明書(英文)3,500円
FLOW

お申し込み〜接種の流れ

予防接種の種類によっては、数回(2〜3回)接種する必要のあるものもあります。
海外に渡航する予定がある場合には、なるべく早く(出発7か月以上前を推奨、急ぎの場合でも3か月以上前から)、医療機関や検疫所で、接種するワクチンの種類と接種日程の相談をしてください。

01

LINEでご相談・ご予約

渡航先・期間・ご予定を教えてください。ご家族分もまとめてご相談いただけます。

LINEでご相談・ご予約 →
02

来院・問診・接種計画

44か国を旅した医師が、あなたに本当に必要なワクチンを厳選。無駄のない最短スケジュールを組みます。

03

接種

注射針は通常の約半分の細さ。痛みや不快感を最小限に抑え、出発前を穏やかな時間に。

04

追加接種・証明書発行

複数回接種の管理から、英文・和文の接種済証明書の発行まで対応します。

ACCESS

アクセス・医院案内

溝口ファミリークリニック

海外渡航ワクチン外来
住所
〒437-1122
静岡県袋井市浅岡45-1
電話
0538-23-8300
受付時間
月・水・木・土 9:00-11:00/14:00-16:00
火 9:00-11:00
金 9:00-11:00/15:00-17:00
休診日
火曜午後・日曜・祝日
※木曜午後・土曜は原則隔週休診
駐車場
完備(無料)
ご相談・ご予約はこちら
CONTACT

まずは、行き先を
教えてください。

「何を打てばいいか分からない」段階でも大丈夫です。
渡航先・期間・ご予定に合わせて、最短スケジュールをご提案します。
ワクチンは免疫がつくまで数週間〜数か月。準備はお早めに。