主な渡航先別のワクチン接種スケジュール

アジア地域
標準的推奨
*1犬や野生動物との接触が予想される場合
*2農村部に長期滞在する場合
- 6か月後(現地or一時帰国の際に)にA型肝炎ワクチン③・B型肝炎ワクチン③を接種。
- フィリピン・パキスタンへ渡航する場合には、定期の予防接種を済ませている場合にもポリオワクチンについて追加の接種を医師と相談しましょう。
例外推奨
不活化ポリオ:昭和50~52年生まれの方
ヨーロッパ地域
標準的推奨
*1犬や野生動物との接触が予想される場合
- 6か月後(現地or一時帰国の際に)にA型肝炎ワクチン③・B型肝炎ワクチン③を接種。
- ヨーロッパ北部・西部・東部地域へ渡航する場合は麻しんワクチンも接種。
- A型肝炎ワクチン・B型肝炎ワクチンはヨーロッパ北部・西部以外の地域のみ。
- ロシア連邦のハバロフスク地方南部の極東沿岸地域に夏の期間、長期滞在する場合は日本脳炎も接種。
例外推奨
不活化ポリオ:昭和50~52年生まれの方
中東地域
標準的推奨
*1犬や野生動物との接触が予想される場合
*2農村部に長期滞在する場合
- 6か月後(現地or一時帰国の際に)にA型肝炎ワクチン③・B型肝炎ワクチン③を接種。
- アフガニスタン、シリア、イスラエル、パレスチナ自治政府に渡航する場合にはポリオワクチンも接種。
- トルコに渡航する場合はA型肝炎ワクチン・狂犬病ワクチン*1・破傷風トキソイドのみ。
例外推奨
不活化ポリオ:昭和50~52年生まれの方
アフリカ地域
標準的推奨
*1犬や野生動物との接触が予想される場合
- 6か月後(現地or一時帰国の際に)にA型肝炎ワクチン③・B型肝炎ワクチン③を接種。
- アフリカ西部・中部・東部地域へ渡航する場合には黄熱病ワクチン※・髄膜炎菌ワクチン※も接種。
- アフリカ西部・中部地域へ渡航する場合にはポリオワクチンも接種。
例外推奨
不活化ポリオ:昭和50~52年生まれの方
オセアニア(大洋州)地域
標準的推奨
- 6か月後(現地or一時帰国の際に)にA型肝炎ワクチン③・B型肝炎ワクチン③を接種。
- 渡航先がオーストラリア・ニュージーランドの場合は破傷風トキソイドのみ接種。
- トレス海峡諸島やオーストラリア北部へ長期滞在する場合は日本脳炎ワクチンも接種。
- パプアニューギニアへ渡航する場合にはポリオワクチンについて追加の接種を医師と相談しましょう。
例外推奨
不活化ポリオ:昭和50~52年生まれの方
北米地域
標準的推奨
- カナダ北部へ渡航する場合はB型肝炎ワクチン①~③も接種。
例外推奨
不活化ポリオ:昭和50~52年生まれの方
中米・カリブ海地域
標準的推奨
*1犬や野生動物との接触が予想される場合
・6か月後(現地or一時帰国の際に)にA型肝炎ワクチン③・B型肝炎ワクチン③を接種。
・メキシコに渡航する場合はA型肝炎ワクチン・狂犬病ワクチン*1・破傷風トキソイドのみ。
・カリブ海諸国のトリニダード島のポートオブスペイン市街地以外、パナマ運河より東側の大陸地域に渡航する場合には5週間後に黄熱病ワクチン※も接種。
例外推奨
不活化ポリオ:昭和50~52年生まれの方
南米地域
標準的推奨
*1犬や野生動物との接触が予想される場合
- 6か月後(現地or一時帰国の際に)にA型肝炎ワクチン③・B型肝炎ワクチン③を接種。
- チリ・ウルグアイ以外の地域へ渡航する場合には5週間後に黄熱病ワクチン※も接種。
例外推奨
不活化ポリオ:昭和50~52年生まれの方
予備として常に在庫2人分を確保しており、当日の連絡でも接種可能な体制にはしていますが、数に限りがありますので必ずご連絡の上、ご来院ください。
※当院で接種不可能なのは、髄膜炎菌ワクチン及び国内非生産の黄熱病ワクチン・腸チフスワクチンです。 黄熱病ワクチンに関しては、各地の検疫所にて接種が可能です。 腸チフスワクチンは浜松医療センターや東京・名古屋などの大都市にあるトラベルクリニックで接種が可能ですが、国内非生産・輸入品なので健康被害が生じた場合に保障対象外となっております。
参考/引用:厚生労働省検疫所FORTH 国・地域別情報
各ワクチンの料金
各ワクチンの料金は下記の通りです。
項目 | 自費(10%税込み) |
---|---|
A型肝炎 | 7,700円 |
B型肝炎 | 7,700円 |
狂犬病 | 19,000円 |
破傷風 | 5,600円 |
MR | 12,300円 |
3種混合 | 8,800円 |
不活性ポリオ | 10,800円 |
水痘 | 10,300円 |
日本脳炎 | 8,900円 |
肺炎球菌(大人) | 8,700円 |
子宮頚ガン | 29,000円 |