風邪の時の対応は下記リンク先をご参照ください。
【発熱・発疹・咳・鼻づまり・お腹の痛みの時は】
https://mizo-cl.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/CCF_002903.jpg
【嘔吐・下痢・ひきつけ(けいれん)の時は】
https://mizo-cl.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/CCF_002904.jpg
【薬の飲み方・坐薬の使い方】
https://mizo-cl.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/CCF_002905.jpg

 
引用元:小児科受診ノート 発行元 公益財団法人 母子衛生研究所
(女性 一般財団法人 日本宝くじ協会)

漢方薬のご紹介

当院には風邪のための漢方薬が多数ありますが、どの様に使い分けているかをご紹介します。市販の漢方薬は医療用よりも量が少ないため、効果は弱いと思いますが、その分副作用も少ないです。心臓病・前立腺肥大など持病のある方に関しては、内服の制限がありますので、注意して下さい。

その時の診察での状況などが大切ですが、大枠では下記の様な症状で漢方薬を選んでいることが多いので、参考にして下さい。

また、咳に対して ハチミツ(市販のもので良いです)が医療用の咳止めと同じ程度に効果があるという報告もあり、1歳以上の方に関しては、試しに飲んでみるのも1つの選択肢になります。

  • 風邪の引き始めでゾクッときたら→麻黄湯
  • 乳児の鼻詰まり→麻黄湯
  • 透明な鼻水→小青竜湯
  • 肩こりと伴う風邪→葛根湯
  • 風邪の引き始め→葛根湯
  • 風邪の治りかけ→柴胡桂枝湯
  • 痰がらみの咳→麦門冬湯
  • 喉の痛み→桔梗湯 or 桔梗石膏
  • 長引いた咳・奥まった咳→小柴胡湯
  • 咽頭周囲の欲せ胃→小柴胡湯加桔梗石膏
  • 副鼻腔炎→葛根湯加辛夷川きゅう 辛夷清肺湯
  • 高齢者の乾いた咳→滋陰降火湯
  • 高齢者の風邪で脈が弱い→麻黄附子細辛湯
  • 嘔吐が強い胃腸風邪→五苓散
  • 発熱を伴う下痢→桂枝人参湯
  • 腹痛と伴う下痢→柴苓湯
  • 奥まった咳と胃腸風邪が一緒に出る→柴苓湯
  • 咳をするときに胸の痛みが伴うとき→柴陥湯
  • 痰がらみが強い咳→竹じょ温胆湯
  • くしゃみが強いかぜ→五虎湯
  • 喘息様のかぜ→五虎湯
  • 頭痛の風邪→川芎茶調散
  • 風邪の初期→桂枝湯 or 香蘇散(病院に受診しない程度の軽いかぜ)
  • 風邪の初期→桂麻各半湯