転院時にご用意いただきたいもの
現在、遠方の他院に通院中で転居・通院困難などにより当院へ転院希望の方は、可能であれば現在の通院先の先生に、紹介状の作成をお願いしてください。
総合病院からの転院の場合は、事前に予約をしていただきますので、担当医の先生に紹介状や各種資料を事前に郵送してもらって下さい。
カルテの情報は、今までの治療経過が記載してある患者さんのための重要な個人情報であり、所属は患者さん個人にあります。ですから、紹介状を作成してくれと言われて断る理由は、医師側にはありません。
また、心電図やレントゲン・検査結果なども併せて添付していただけると今後の参考になるため、非常にありがたいです。
紹介状の作成依頼が難しい場合は、今までの血液検査結果とお薬手帳を持ってきていただけると助かります。お薬は間違って使えば単なる毒にもなりうるので、患者さんの自己申告通りにお薬を出すことは致しません。
どうして紹介状が必要なの?
当院では、転居などで他院に転院される場合は積極的に紹介状を作成しています。理由としては、当院を利用して下さった方々が、今後もよい医療を受けるためには、今までの情報が非常に役立つからです。(こういう症状に対して○○が効果的であったとかも含めて)
また、当院で検査や治療困難な方に関しても、積極的に紹介状を作成しています。当院での治療状況・経過などを先方の医療機関に詳しく知っていただきたいこともありますし、お返事をいただくことで患者さんの情報を一元化し、将来的に転居を含め当院を離れるときにまとめて情報をお渡ししたいと考えているからです。
かなり遠方の医療機関で小生を信頼してくださり、ご紹介いただいている所もあります。こちらで、診察・治療方針の決定を行い、日常管理は地元である先方の医療機関で行っていただき、年1~2回程度病気の状況の確認・見直しなどのために受診という形をとっています。遠方から受診されるのも一つではありますが、私としては、地元に気軽に相談にできるかかりつけ医を作ることは、非常に重要なことだと考えています。
当院について
当院では、患者さん参加協同型のよりよい医療提供を目的としていますので、私の主義として、2~3ヶ月の長期処方はしません。血圧は、季節など月毎に内服薬を減らしたり種類を変えたりしています。出来るだけ少ないお薬でより正確な管理を目標としており、転院後管理が良ければ、ずんずん内服薬を減らします。
血圧の薬も1剤で管理良好あれば、1/3の人が一時内服を中止できたという報告もありますし、実際無投薬に切り替えたり、夏場に内服薬を減らしたりする人も多々います。
当院では、個別の栄養指導もしますし、自宅での血圧測定も求めます。病状や副作用の確認が必要ですので診療なしでお薬を渡すことも致しません。患者さんがご本人の病気と付き合い、よりよい状況になっていただくために、援助するのが我々の役割と認識している面倒なところです。
2~3ヶ月間隔での大雑把な管理や診察なしのお薬だけを希望されるのであれば、当院では、ご本人の満足される医療を提供できませんので、他の医療機関をご活用されることをお勧めします。
患者さんは医療機関を選ぶことができます。是非、納得のいったところで治療を受けるのが、お互いにとって幸せなことだと思います。
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