【コラム】糖尿病と間食について②
こんにちは、溝口ファミリークリニック管理栄養士の小田です。
前回は間食のタイミング・時間についてお話ししましたが、何か実践できたことはありましたか?
さて今回は2.間食の内容についてです。どうぞよろしくお願いします。
乳製品や果物、野菜など、食事で不足しがちなビタミンなどの栄養素をとれる内容が推奨されます。果物と言ってもドライフルーツや缶詰などはビタミンCが少なく、糖度が高いため果物ではなく嗜好食品に含まれます。間食で摂るなら生にしましょう。
果物の目安量
でも皆さんが気になるのはよく食べる和菓子や洋菓子についてかと思います。
和菓子は、洋菓子よりも低カロリーでよいとされている傾向もありますが、お饅頭の生地やお餅、あんこを使うため洋菓子に比べ、炭水化物や糖質が多くなる傾向があります。商品によっては高カロリーになることがあるので気をつけましょう。
また和菓子のエネルギーは重さに比例する傾向があります。なるべく小ぶりなものを選ぶようにしましょう。和菓子でもどら焼きでは、中のあんこに加え、生地は小麦粉、バター、卵を使うので糖質と脂質が高くなります。注意しましょう!
一方洋菓子は、バターや生クリーム、卵などを使うため脂質の量が多くなり、和菓子に比べれば、糖質の量は少なくなりますが、エネルギーが高くなる傾向にあります。シュークリームなどではなるべく薄皮のものや、小さめを選んでみましょう。
スナック菓子など食感の軽いものは、量の管理が必要です。
スナック菓子などは軽く食べた気にならないかもしれませんが、脂質が多く、重さはなくてもエネルギーが大きくなります。そのため腹持ちも良く、ジワジワと血糖を上げていきます。高血糖が持続することにもなりますので、これこそタイミングが重要です。
今回は具体的な食べ物を挙げてのお話でした。今日からできることはありそうですか?
少しでも意識してみるだけで行動は変わります。頑張っていきましょう。
溝口ファミリークリニック
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院長 溝口哲弘