【健康まめ知識】生理について 第6回

大喜びの女性地域の皆さんの幸せと健康を願う当院。
今回は女性の健康を考える上では欠かせない「生理」について、10回にわたってお伝えしていきます。

正常な生理とはどういう状態なのか、年齢による変化はあるのか、月経前症候群(PMS)や生理痛を和らげるにはどうしたらよいのか…といった様々な情報を掲載予定です。
本情報により、少しでも皆さんが快適に過ごせるお手伝いが出来たらと思います。

食事と生理

疑問に思う女性食事なんかで変わるのかなと思う人もいるかもしれません。
例えば、血流が悪くなりやすい冷え。そもそも体温を高めるためには、食事の回数が大切です。食事の回数が多いほど、体温を高く維持できます。食事はダイレクトに体温や血圧、血糖値といった体の数値を動かします。

子宮内膜を厚くするために女性は栄養を使うので、生理で出血するということは栄養を流すことにもなります。つまり月に1回、鉄を中心に栄養を失っているのです。よって、生理の悩みは「栄養を整える」ことにより解決に向かうと考えられます。

また、更年期障害で病院に行く人は、相当ひどい場合はホルモン治療をしますが、基本的には栄養指導が中心となるそうです。更年期障害も快適な生理の延長線上にあります。

体の栄養がきちんととれていたら、生理も、PMSも、更年期障害も順調に過ごせるはずです。

焦る女性「1日当たり必要な栄養素」を見たことがあるかもしれません。こんなに取らなきゃいけないの?と思った人もいると思います。さらに女性は全員同じ量が必要かというと、そうではありません。出血量が普通の人は、たとえば1日10.5mgの鉄を取らなければなりませんが、出血量の多い人だともっと多くの1日16mgの鉄が必要だといわれています。ちなみに、現状では女性がとれている量は約6mg程度と言われています。

生理で出ていく栄養素は鉄だけではありません。ビタミンB12や亜鉛、葉酸といった多くの栄養素を含んでいます。

生理がある。だから女性はごはんをしっかり食べなくてはいけません。

次回より、特に取りたい栄養素とその栄養素の取り方のコツについてお話していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

【参考文献】
自分の体を守る正しいデータを持てなかった女性たちへ
生理で知っておくべきこと
予防医療コンサルタント 細川モモ

溝口ファミリークリニック
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院長 溝口哲弘