【コラム】人工甘味料について

58歳 女性のAさん 身長 150㎝ 体重 54㎏

おやつが楽しみで「主食を抜いても和菓子やケーキを食べたい」と考えている。間食は1日2-3回程度で、家にいて暇なときはつい食べてしまう。体重も増えてきていて気をつけなきゃと思っているが、ご飯の量を減らしているから大丈夫だと考えています。

実りの秋は果物がおいしい季節ですが、Aさんは上手に付き合えたでしょうか?

 

栄養士(小)栄養士:Aさん、おはようございます。朝晩はだいぶ冷え込みますね。それでは今回もよろしくお願いします。

 

Aさん:こちらこそよろしくお願いします。本当に寒くなりましたね、寒いし楽だからお鍋を作る機会が増えましたよ。

 

栄養士(小)栄養士:お鍋いいですね!寒いときは暖かい料理がより一層おいしく感じますね。さて、では早速前回の確認をさせてください。果物の量は気を付けられましたか?

 

Aさん:果物は拳1個分で食べるように心がけていますよ。りんごは半分、ミカンは小さいもの2個とかで合ってますよね?

 

栄養士(小)栄養士:その通りです!

 

Aさん:目安が分かれば、意識もしやすいのでこれはやっていますよ。

 

栄養士(小)栄養士:おお!素晴らしいですね。みかんなど果物を頂く機会もありましたか?

 

Aさん:えぇ、ありました。近所にミカン農家さんがいて今年もすでに何回かいただいたんですが、娘におすそ分けしてみました。それと、もらうのならわざわざ他の果物やミカンをスーパーで買わなくてもいいかなと思い、あまり買わないようになりましたね。やっぱり空腹で買い物に行かなくなったからそんなに買わなくなったのかも。

 

栄養士(小)栄養士:いいですね、頂いたものはおすそ分けをするのがいいですね。買い物の時間を変えたことも、良い影響がありましたね。

 

Aさん:そうなんですよ、買い物時間をずらしたのは、私もいいなと思いました。これは無理なく続けられそうです。

 

栄養士(小)栄養士:ぜひ、継続しましょう!なるべく余分なものを買わず買い置きを減らすことは大切ですね。

 

Aさん:はい、でもやっぱり室内で作業しているとつい食べてしまいますね。食べちゃいけないのはわかっているんだけどね…。

 

栄養士(小)栄養士:室内での作業とは、内職などのお仕事ですか?

 

Aさん:いいえ、内職ではないんですけど、好きで かごあみなどの編み物やパッチワーク等色々作っているんです。バザーとかに出す程度ですけれど…。午後はほぼ何かしら室内で作っていますね。

 

栄養士(小)栄養士:そうだったんですね。午後は室内で趣味の時間を楽しまれているのですね。そうすると休憩などのティータイムをしたくなりませんか?

 

Aさん:そうなのよ。コーヒーを飲みながら甘いものが欲しくなるんですよね。どうにかしないと、と思って今までは砂糖をいれたコーヒーを飲んでいました。でも、ここでお話を聞いてからブラックにしてみたのですよ。でもねぇ、甘い物が欲しくなってしまって…。

 

栄養士(小)栄養士:なるほど!砂糖を控えるのはいいと思います。ただやっぱり甘みが欲しくなるのですよね。ちなみに今はどのくらいの頻度で間食を食べるのですか?

 

Aさん:そうね、週3回くらいかしらね。昼食の後にとるように心がけているけれど昼食に食べないときはティータイムの15-16時くらいにコーヒーと一緒に食べてしまうの。あぁ、でも流石に夕食後はやめていますよ。でも本当にたまーに食べたくなっちゃってチョコレートを3つくらい食べちゃうときがありました…。

 

栄養士(小)栄養士:以前に比べてだいぶ間食の回数は減ってきていますね、この数か月ですごいですよ!いきなり減らし過ぎてもストレスで暴食に繋がる場合もありますから、まずはこのまま改善したことを継続してみましょう。無理なく減らせることが大切です。

 

Aさん:そうですよね。今のペースなら、爆発するほどストレスを貯めずに済みそうです。菓子は、前に比べてだいぶ気を付けていますから。体重も少し減りました。正直もっと痩せるペースを上げたいんですけどね…。

 

栄養士(小)栄養士:そうですか。もっと頑張りたいAさんでしたら、血糖に影響を与えない甘味料を砂糖代わりに使うのはどうでしょうか?

 

Aさん:そんなものがあるのですか?

 

栄養士(小)栄養士:フラクトオリゴ糖や天然由来の甘味料から作られたサラヤの「ラカントS」、アミノ酸由来の人工甘味料の味の素「パルスイート」などのノンシュガーがあります。スティックシュガータイプや液体のものなど色々市販されています。吸収されにくい糖が使われているので、血糖値への影響がほとんどありません。ですから人工甘味料はコーヒーに入れている砂糖の代用品として使えますよ。

 

Aさん:コーヒーが甘くできたら他に食べなくても大丈夫かもしれない!試してみます!

そういうものもあるとは思わなかったので、さっそく帰りにスーパーで見てみますね。回数を減らすのはちょっとつらいなと思っていたので、置き換えならできそうです。

 

栄養士(小)栄養士:良かったです。ただ物によっては同じ量でも砂糖より甘みが強い場合もありますので、入れる量に注意してくださいね。商品によっては砂糖と同じ甘さもありますので、表示をよく見てみましょう。

 

Aさん:そうなのですね、パッケージをみてみます。

 

栄養士(小)栄養士:それから多量に摂取した場合、おなかが緩くなることがあるそうです。しかしかなりの量を使用した場合です。

今後の為にも、どんな食品も過剰摂取はよくないと頭の片隅に置いておいてください。

 

Aさん:なるほど、コーヒーなどのちょっとした使い方でまずは試してみようかな。

 

栄養士(小)栄養士:ぜひまた感想を教えてくださいね。

 


溝口ファミリークリニック
静岡県袋井市浅岡45-1
電話番号 0538-23-8300
院長 溝口哲弘

前の記事

感謝のブログ(第67回)

次の記事

感謝のブログ(第68回)