【コラム】お菓子のながら食べにご用心

Bさんの顔70歳 男性のBさん 身長 170㎝ 体重68㎏
定年退職後、自由な時間ができ趣味などの好きなことを謳歌しています。運動などにも積極的に取り組んでおり、健康には自信があります。夕方からの晩酌が楽しみの一つ。高血圧で通院していましたが、定期検査でHbA1c 7.5%を指摘されて驚いています。
さて、前回食事前の運動は食後に取り入れるように提案されたBさん。どうだったのでしょうか?
それから、グラウンドゴルフ中はどんなものを食べているのでしょうか?

栄養士(小)栄養士:おはようございます、Bさん。今回もどうぞよろしくお願いします。

 

Bさんの顔Bさん:ああ、よろしく頼むよ。

 

栄養士(小)栄養士:さて、まずは前回の確認をしますね。前回はHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の説明と運動のタイミングについてお話ししました。

 

Bさんの顔Bさん:覚えているよ。HbA1cは1~2か月前の血糖の数字が分かるんだろ?運動も別に食事の後にずらすくらいだったから問題なく変えているよ。それだけでどうにかなるとは思わないけれどね。

 

栄養士(小)栄養士:そうですか。では、まずは続けてもらって毎回の採血で経過を見ていきましょう。数値がどの様になるかはBさんの行動が変わればおのずと変わっていくのではないでしょうか?

 

Bさんの顔Bさん:まあ、ひとまず2か月くらいは続けてみないとね、分からないだろうね。

 

栄養士(小)栄養士:そうですね、HbA1cの数字では効果が表れるまで期間が必要ですからね。それからグラウンドゴルフの時に食べたものはわかりましたか?

 

Bさんの顔Bさん:あぁ、こんな感じだったよ。

2/9もみじ饅頭
2/11チョコレート  お汁粉
2/13かりんとう
2/14パン クッキー

 

栄養士(小)栄養士:ありがとうございます。ちなみにこちらの量も教えていただけますか?

 

Bさんの顔Bさん:量か…。うーん、大まかだけどこんな感じだったと思うよ。

2/9もみじ饅頭2つ  飴3つ
2/11チョコレート5個 お汁粉1缶 飴1つ
2/13かりんとう 小袋1個  飴3つ
2/14蒸しパン1個   クッキー3枚 飴2つ

 

栄養士(小)栄養士:詳しく書いてくださりありがとうございます。ちなみにこちらのメモはいつの期間でかかれたものですか?

 

Bさんの顔Bさん:先週1週間にグランドゴルフに行った時に書きました。

 

栄養士(小)栄養士:そうなのですね、1週間に4回グランドゴルフに行かれるのですね。ちなみに書いてみていかがですか?

 

Bさんの顔Bさん:大体4回はグランドゴルフに行くよ。書いてみてそうだな…、甘いものが多いな。みんな持ち寄るものは甘いものに偏っているのかもしれない。

 

栄養士(小)栄養士:こちらは基本的に皆さんからもらったものなんですか?

 

Bさんの顔Bさん:そうだよ、飴は自分のものだけどね。この季節だとはちみつ入りの飴やのど飴を持って行っているんだ。夏は塩飴とか持って行って熱中症対策に気を付けているよ。倒れたらいけないからね。

 

栄養士(小)栄養士:そうなのですね、ちなみにグランドゴルフをするときの水分補給は何を飲まれますか?

 

Bさんの顔Bさん:たいていはお茶を飲むけれど、夏場は暑いし、汗もかくからスポーツドリンクを飲むよ。今の季節はそこまで汗はかかないけれど、一応スポーツドリンクも少し飲むかな。

 

栄養士(小)栄養士:なるほど、基本的にはお茶を飲まれるのですね。スポーツドリンクはどのくらい持っていくのでしょうか?

 

Bさんの顔Bさん:小さい水筒に入れていくから500㎖はないと思う。具体的には分からないな。

 

栄養士(小)栄養士:ありがとうございます。今の記録を見せていただく限りでは、グラウンドゴルフに週4回行かれていて、間食も週4回食べていますね。

 

Bさんの顔Bさん:そうだな、グラウンドゴルフで何も食べないという日はないな。3~4時間グラウンドゴルフをしてこんだけ食べていることに気づいたよ。でも家にいたらこんなには食べてないかもしれん。

 

栄養士(小)栄養士:グラウンドゴルフをしない、ご自宅にいる日は間食は食べられますか?

 

Bさんの顔Bさん:食べない日もあるし食べる日もあるよ。それでもまあこれよりは量は少ないかな。

 

栄養士(小)栄養士:そうなのですね、すると間食の頻度は週4回以上ということになりますね。
またグラウンドゴルフで運動をされているのと運動をしているから大丈夫との安心感から間食を食べる量が多くなっていませんか?

Bさんの顔Bさん:確かに、運動はしているがその分食べているかもしれないな。

 

栄養士(小)栄養士:血糖値というのは食事、その中でも糖質を食べると上がります。血糖値が上がることは体にとっては普通のことです。

栄養士(小)栄養士:炭水化物の多い食品を食べることで血糖値が上がるということは、食事以外の時間で間食が多い方はどのような血糖値の動きになるでしょうか?

 

Bさんの顔Bさん:うーん…。間食を食べると少なくとも血糖値は上がるんだよな。

 

栄養士(小)栄養士:その通りです。しかし糖の代謝機能が低下している方、つまり糖尿病の方は
食事と食事の間で間食を食べると次の食事までに血糖値がしっかり下がりきることができないことがあります。こんなイメージですね。

血糖グラフ図

Bさんの顔Bさん:あぁ、こんな感じになるのか。実際食べて血糖値が上がっても何も感じないからな。

 

栄養士(小)栄養士:そうですね、しかしこのように食事の間で1回食べるだけで血糖値が高い状態が続いていきます。Bさんのように数回に分けてちょこちょこ食べる方は常に高血糖状態が続いてしまいます。つまりHbA1cの数値も上がっていきます。

ですので、グラウンドゴルフの途中で間食や甘いスポーツドリンクなどを摂ると昼食の血糖値が下がらないままで夕食を迎えてしまいます。折角運動をしていても効果が下がってしまうのではないでしょうか?

 

Bさんの顔Bさん:確かに。ちょっと食べながらするのも考え物だな…。 うーん…。

 

栄養士(小)栄養士:そこで提案なのですが、まずは飲み物だけでもお茶にしてみる、そしてのど飴はノンシュガーのものを選ぶのはどうでしょうか?

 

Bさんの顔Bさん:そうだな、まずは飲み物をお茶に変えることはできそうだ。家からお茶を持っていくようにするよ。

 

栄養士(小)栄養士:分かりました!ではまた取り組んだ感想をぜひ教えてください。よろしくお願いします。

 

Bさんの顔Bさん:そうだな、また伝えるよ。