バイキングの鉄則

バイキングの魅力は、自分の好きな物を好きなように食べられることですよね。
例えば、ラーメンや丼などの単品料理が多いお店ですと、栄養バランスが偏りやすくなります。
また、手軽にぱぱっと食べられるので、意外に早く食べ終わってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

バイキング形式ですと、料理の種類が多いので、自分の選び方次第でバランスを整えることができます。そこで、健康的にバイキングを楽しむための3つのコツをご紹介します。

 

①盛り付けの黄金比

並んでいる料理が、主食・主菜・副菜のどのグループなのかを考えてみましょう。
それぞれのグループの食べ物が、次のような配分になるようイメージして盛り付けると、大まかな栄養バランスが整いやすくなります。

主食(ご飯、パン、麺、芋類)+ デザート+果物:40%

主菜(肉類・魚介類・卵・大豆製品):25%

副菜(野菜・きのこ類・海藻類):35%

②まずは副菜から食べる

まずはサラダや汁物、煮物、お浸しなど、副菜から食べるようにしましょう。
具体的には、加熱してある野菜なら片手分、生野菜なら両手分くらいの量が目安です。
先に野菜を食べることで、野菜に含まれる食物繊維が血糖値やコレステロールの吸収が穏やかにしてくれますし、エネルギーの低めな副菜をよく噛んで食べることで食べ過ぎ防止にもなりますよ。
副菜5分以上かけて食べることを心がけてみましょう。

③一つ一つの料理を味わってゆっくり食べる

食事をとると、それに反応して膵臓から血糖値を下げるホルモンのインスリンが出てきて血糖値を下げてくれます。
しかし、食べるのが速いと同じ物を食べたとしても食後の血糖値が上がりやすくなります。
すると、上がった血糖値を下げるために膵臓がたくさんインスリンを出す必要があるので、膵臓に負担がかかります。
その結果、インスリンを作る量が減ったり、うまく働かなくなったりして糖尿病につながります。
これを防ぐ為には、ゆっくり味わって食べる事が大切なのです。料理の感想を言いながら、ゆっくり楽しく食べるのがお勧めです。

 

これらのコツを意識して、体も心も喜ぶものを選びましょう!