【溝口情報局】特定健診について

今年も”特定健診”が始まりました。未来の健康のために今こそ受診を！

特定健診（特定健康診査）が6月から始まりました。
すでに国保や健保組合などの医療保険者からお知らせが届いている方も多いと思います。

「悪いところがないから」「忙しいから」「よくわからないから」と受診のチャンスを逃してしまっていませんか？

特定健診にはメリットがたくさんあり、元気な今のうちこそ自分の健康状態を確かめておくことが大切です。働き盛りの世代も健康のことがちょっと気になってきた方も、この機会にぜひ受けてみませんか？

では、さっそく特定健診について詳しく紹介します！

1 特定健診ってどんなもの？
2 メタボの早期発見に役立つ
3 受けた後が大事です
4 LINEを使った予約を開始しました！

特定健診ってどんなもの？

今、日本人の死因の多くを占めているのが心臓病や血管の病気などの生活習慣病です。
生活習慣病は放っておくと命を脅かすだけでなく、生活の質も落としてしまう怖い病気です。

この生活習慣病を予防するためにメタボにフォーカスしたのが特定健診です。
健診項目は問診、身体測定、診察、血圧測定、尿検査、血液検査、尿検査などの充実した内容となっており、メタボの予防と早期発見を目的に毎年実施されています。

特定健診の受け方は実施する国保や健保組合、共済組合などの医療保険者から受診についてのお知らせが来るのでチェックしてみてください。
40～74歳までのすべての人が対象で年に1回受けられます。

《特定健診の特徴》

ポイント1	40歳～74歳までのすべての人が対象
ポイント2	メタボリックシンドロームに着目し、生活習慣病を予防する
ポイント3	健診結果に基づき必要があると判断された場合には、特定保健指導を受けられる

《健診項目》

問診	既往歴、服薬歴など
診察	身体診察
身体測定	身長・体重・BMI・腹囲
血圧測定	収縮期血圧（最高血圧）・拡張期血圧（最低血圧）
血中脂質検査	血中脂質検査中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール
肝機能検査	肝機能検査 ATS（GOT）・ALT(GPT)・γ-GT（γ-GTP）
血液検査	空腹時血糖・HbAlc
尿検査	尿糖・尿蛋白

メタボの早期発見に役立つ

上でも述べましたが”メタボ”という言葉はテレビや新聞、ネットなどでよく聞きますよね。

そもそもメタボとはメタボリックシンドロームの略で、内臓脂肪型肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常などが組み合わさることにより、心臓病や脳卒中、糖尿病などになりやすい状態を指します。
簡単に言えば、日頃の運動不足や肥満などが原因で起こりやすくなる生活習慣病の一歩手前の状態です。

ところが生活習慣病は本人の自覚のないまま進んでしまうことがあります。

そこで、特定健診の出番です！

健診を受ければ自分の健康状態を数字で正確に把握することができるため、生活習慣病に近づいていないかを確認し、病気を未然に防ぐことが可能になります。
また、ご自身の健康への意識を高め、健康管理がしやすくなるメリットも。
脱メタボ＝生活習慣病のリスクが低いと考えて、生活習慣の改善に取り組めるといいですね。

受けた後が大事です

健診を受けた後は結果の数値をよく見ましょう。

基準値を超えた項目があったら、食生活や運動、睡眠など生活習慣を見直すサインです。
要注意レベルなのか、再検査や治療が必要なのか、正しく理解してアドバイスに応じた対応をしましょう。

万一、メタボと判断された生活習慣病のリスクが高い人は、特定保健指導を受けることができます。専門家が的確なアドバイスをしてくれるので、案内を受け取った人は積極的に利用して改善に役立てましょう。
費用は国保や健保が全額負担してくれたり補助してくれたりするので、ご加入の医療保険機関に問い合わせてみてください。

「あのとき健診を受けていれば…」と病気になってから後悔するよりも、事前に手を打つことが何より大事！

結果が良かった方も気がかりな方も、特定健診をしっかりと活用して健康維持に努めましょう。