【溝口情報局】絶対に放置しないで!脳梗塞の3つのサイン

脳梗塞ってなに?

血栓「脳梗塞」を一言で説明すると、
「脳の血管が詰まって脳の細胞が死んでしまう病気」です。

脳の血管が詰まって血液が流れなくなると、脳に酸素や栄養を届けることができません。
脳は部位によって働きが決まっているので、脳がダメージを受けた場所によって、体にさまざまな症状が出てきます。

2017年の厚生労働省の調査によると、1年間で約6万人の方が脳梗塞で亡くなっています。
2011年のある調査では、脳梗塞を発症した方のうち、11%の方が亡くなり、命が助かったとしても介護が必要になる方は46%、介護なしで生活できる方は、全体の半分にも満たない43%でした。

脳梗塞は、一度発症するとその後の生活に大きな影響のでる病気の一つです。
そのため日頃からの予防はもちろん、もし発症してしまった時、いかに早く気づいて治療が始められるかが、ご本人やご家族の一生に関わってきます。

万が一の場合に備えて、正しい知識を身につけておきましょう!

これだけはおさえて!脳梗塞がわかる 3つのサイン

①顔面のゆがみ

顔がゆがんだ人の絵顔の筋肉を動かす神経が麻痺してしまい、顔にゆがみが出ます。

<セルフチェック方法>
イーっと笑ってください。
脳梗塞になると➡顔の片側が動かず、うまく笑顔が作れない

②手足の力が入らない

腕にちからが入らない人の絵右手と右足が動かない、または左手と左足が動かない、というように 体の片側の筋肉がうまく動かなくなります。

<セルフチェック方法>
両手を前に出して、指をまっすぐ伸ばしてください。
脳梗塞になると➡片方だけ下に落ちてしまう、指が伸ばせない

③言葉の障害

ろれつが回らない人の絵ろれつが回らない、話そうと思っても言葉が出てこない、相手の言葉が理解できないなど、
言葉に障害が出ることがあります。

<セルフチェック方法>
「パタカ パタカ パタカ」と言ってください。
脳梗塞になると➡何度やってもうまく言えない

これらの3つのサインのうち、どれか1つでも当てはまれば、70%の確率で脳梗塞があります。
脳梗塞は、脳の血管がいきなり詰まってしまう病気なので、症状も突然現れます。
1分1秒を争う緊急事態なので、すぐに救急車を呼んでください。

脳梗塞かも!?そう思った時の対処法

救急車を呼ぶ人繰り返しにはなりますが、脳梗塞かもと思ったら、すぐに救急車を呼びましょう。
いかに早く治療するかで、命が助かるか、社会復帰ができるかどうかなど、その後の人生が変わってきます。
脳梗塞を発症してから4時間半以内でしたら、脳の血管をふさいでいる血の塊(血栓)を溶かす薬を使うことができます。治療は早ければ早いほど効果があり、後遺症が残りにくくなります。

知っておきたい脳梗塞の前兆

脳梗塞のような症状が出ても、数分~15分、長くても60分くらいで症状が消えてしまう場合もあります。
これは、小さな血の塊が一時的に脳の血管をふさいでしまうことで起こり、「一過性脳虚血発作(TIA)」といいます。
症状の起きる時間が短いので見過ごしてしまいがちで、「明日病院へ行けばいいかな」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、このような前兆があった人の6人に1人が、3か月以内に本当の脳梗塞を発症してしまうというデータもあります。中でも、48時間以内に脳梗塞を発症するケースが多いようです。
一過性脳虚血発作は、血液をサラサラにする薬を使うことで、脳梗塞になるのを80%予防できるといわれています。おかしいな、と感じたらできるだけ早く病院で調べてもらいましょう。

脳梗塞の予防法

脳梗塞に早く気付いて対応することはもちろん大切ですが、そもそも脳梗塞にならないためには、日頃の予防が大切です。

血の塊ができてしまう主な原因は、次の5つです。

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常症
  • たばこ
  • アルコールの飲み過ぎ

これらが数年から数十年続くことで、血管の老化(動脈硬化)が進み
脳の血管が詰まると脳梗塞、心臓の血管が詰まると心筋梗塞という大きな病気を発症します。
そのため血圧や血糖値、コレステロールの管理は非常に大切なのです。

生活習慣病は症状がほとんどないままジワジワと血管を傷つける「サイレントキラー」です。
定期的な健診での体調チェックや、日頃の食事や運動の積み重ねが、
将来自分の身に起こるかもしれない病気の予防につながっています。

生活習慣病についてもっと知りたい方は、こちらをご覧ください。

また、脳梗塞は不整脈が原因で起こる場合もあります。心臓が不規則に脈打つことで、血液がよどんで血の塊ができやすくなるからです。
そのため、定期的に心電図の検査を受けたり、脈がおかしいと感じたらかかりつけ医に相談することをおすすめします。

まとめ

今回は、命にかかわる怖い病気、「脳梗塞」について解説しました。
もしも今回説明したような症状がいきなり現れたら、迷わず救急車を呼んでください。

そして何より、脳梗塞になってしまう前に予防することが大切です。
定期的な健康診断で、生活習慣病や不整脈がないかどうかチェックしていきましょう。
当院では管理栄養士による栄養相談も行っておりますので、薬に頼らず、食事や運動の改善から一緒に取り組むこともできます。

今回の内容が、みなさんの役に立つことを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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溝口ファミリークリニック
静岡県袋井市浅岡45-1
電話番号 0538-23-8300
院長 溝口哲弘

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